今年度の講習会では東京都中央区の長谷川歯科医院に勤務されながら、多方面でご活躍中の歯科衛生士 川崎律子さんに「コミュニケーションスキルアップ」「患者さんに共感し、理想的な関係を築くコツ」「診療を円滑に進めるためのスタッフ間のコミュニケーションのヒケツ」というテーマでご講演いただきました。

　講演の中で、患者さんや初対面の人と関わる上で、①相手がどのようなタイプの性格の持ち主なのかを良く分析すること ②なごませ上手になる（雑談力・笑顔・大きな相槌）こと が大切だとおっしゃっていました。そして、実際にソーシャルスタイルでタイプを分析してみて色々なタイプがいることを実感し、それぞれに対する説明時のポイント教えていただきとても勉強になりました。
　また、患者さんの前に立てば歯科衛生士として対応する事が求められますが、歯科医院内では、1人のスタッフとして他のスタッフと関わる必要があります。その中で、基準を全て自分にしてしまうと一人浮いた存在になってしまうということも改めて教えていただきました。
　チーム医療を重要視されている今、協調性も大切です。しかし、自分の意見もハッキリ言えないと積極性がないと評価されてしまいます。新人歯科衛生士として、スタッフや患者さんとの対人関係を今一度考え直し、必要とされる存在になれるよう努力していきたいと強く思いました。

　参加者のみなさまも川崎先生の生き生きし明るく楽しいお話に引き込まれ、熱心にメモを取りながら聴講されていらっしゃいました。講習会終了後には、さっそく明日からの業務に活かしていきたいという声も多く聞かれました。

　今年度の藤紫会総会・講習会も、１回生から今春卒業した29回生まで様々な年代の方々にご参加いただきました。卒業して間もない年代の方々には母校の講習会ということで気軽にご参加いただいていますし、結婚や出産、育児などを経て歯科衛生士として再就職を考えていらっしゃる方々にも復帰への第一歩としてご参加いただいています。年代を越えた交流を持つことも出来ます。藤紫会では、今後もTDH卒業生と母校の発展のため、講習会や研修会等の企画をしていきたいと思います。

（29回生 Ｉ・M）

　今後も藤紫会では講習会や研修会等の企画を行なっていきたいと思いますので、ご意見などがございましたらお寄せください。

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